海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

おもろいマレーシアの本発見!

知人よりKindle本出版しました!と連絡が来た。 タイトル は 『マレーシアのゆるゆる日常風景 2: Jumpa Lagi! (ジュンパラギ!) またね』 https://www.amazon.co.jp/dp/B0CZ9PN4DN?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_GNAQ2HTWQZQZ5GN7T7X9 実はマレーシアには行ったこ…

『アフガニスタン 戦火からの再生・希望への架け橋』を読んで ー 人生について、日本人であることについて考えた

books.rakuten.co.jp とある勉強会に参加した際、机の上にあったこの本 『アフガニスタン 戦火からの再生・希望への架け橋』 NPO法人カレーズの会理事長レシャード・カレッド医師著 図書館でも目にして、 私の「読まなきゃリスト」に入っていたので、 この本…

『デジタル・ファシズム』は難民管理にも及んでる

前回、遅ればせながら 『デジタル・ファシズム』堤未果著(2021年)を読んでみたと書いた。 「難民の行動をデジタル ID で管理する」なんて 小見出しにあるように、 デジタル化は難民にまで広がっている。 何と2021年末までに 世界で980万人もの難民が生体認…

遅ればせながら『デジタル・ファシズム』読んでみた

少し前に友人数人とお茶をして、 割り勘にするのに PayPayでお金のやり取りをしているのに驚いた。 なんと便利! しかも友人たち、 PayPayでも楽天ペイでも、あれでも、これでもいいよ、 なんていろんな電子マネー使ってる。 PayPay非利用者の私はといえば、…

『イスラム教徒の頭の中』を読みながら思ったあれこれ

前回から時間が開いてしまったけど、 『イスラム教徒の頭の中』 今回は読みながら思ったあれこれ。 parwana.hatenablog.com このタイトル、正確でない気がする。 イスラム教徒というよりは、 著者のエジプト考古学者・吉村作治先生が居住していた エジプト人…

『イスラム教徒の頭の中』を読む前に思い出したあれこれ

読書は好きだけれど、 20年近くのあちらこちらの国での駐在中には 読書はほとんどしなかった。 オンラインで読むのは目に悪そうという抵抗があったし、 紙の本は日本語も英語も手に入りにくい環境だったし。 2年程前に日本に帰って来て、 たくさん本屋さん…

『休日にできる国際貢献』

友人が本を出すと言う。 えー、すごい! タイトルは『休日にできる国際貢献』だって。 えー、いい感じじゃない! 国際貢献って何だか敷居が高い印象があるから、 休日にできるって、ちょっと身近に思える。 友人である著者が出版前の原稿の校正者募集中だっ…

『イスラム2.0』のリビュー 3 ‐‐ イスラム教との向き合い方・付き合い方

前回からの続き~ 『イスラム2.0』(飯山陽著) 本屋さんで目にして、 イスラム圏で働いたものとしてこれは必読書だ!と思い、買ったものの、 積ん読して早半年、汗。 やっと読み終わり、そして、考えさせられた。 www.kawade.co.jp イスラム教徒の正義の基…

『イスラム2.0』のレビュー2 -- イスラム教の平和って?

前回からの続き~ parwana.hatenablog.com 『イスラム2.0』(飯山陽著) 本屋さんで目にして、 イスラム圏で働いたものとしてこれは必読書だ!と思い、買ったものの、 積ん読して早半年、汗。 やっと読み終わり、そして、いろいろ考えさせられた。 www.kawad…

『イスラム2.0』のレビュー 1 -- イスラム教ってちょっと怖い?!

www.kawade.co.jp 2019年11月、『イスラム2.0』(飯山陽著)が本屋さんに平積みされていた。 初めて目にする著者名だけれど、 10年以上イスラム圏駐在歴のある私は、 条件反射的に本屋さんで同書を手に取った。 。。。そして、積ん読して早半年余り、汗。 や…

『国際緊急人道支援のキャリアと仕事』

普段はよく利用する図書館。 緊急事態宣言中は、当然ながら閉まっていたので、 しばらく遠ざかっていた。 でも、図書館員はそんな中せっせと働いていたようで、 緊急事態宣言も間もなく解除されるのではないかと思われるような時期に差し掛かったある日、 「…