海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

コロナ・ウイルス、中東へ

コロナ・ウイルスの中東への拡大懸念が広がっている

イラクでもイラン帰りの人々に

ウイルス反応があったようだ。

キルクークでイランへの巡礼地訪問者家族4人、

ナジャフでイランへの留学生1人。

 

経済制裁されているものの、

人の往来は盛んなイランの受難。

 

コロナ・ウイルス感染者が発生した近隣国で

イランを感染源と特定できているのは、

アフガニスタン、バハレーン、イラククウェートレバノンオマーンアラブ首長国連邦

感染者は、遠くカナダにまで移動しているようだ。

 

イラクで活動している日本人の友人が、

道ですれ違いざまに『コロナ』と言われた、と言っていた。

複雑!

 

イラク政府は国民のイランへの往来を制限し、

イラン帰りの国民には、2週間の隔離政策を実施し始めた。

 

イラクのような国で感染症が広がると、

歯止めをかけるのは難しいだろう。

とりわけ、難民や国内避難民キャンプなどでは、

十分な対策をしておかなければ、

一度感染者が発生すれば、拡大は免れない。

 

ウイルスが広がらないことを心から祈っている。