海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

ケバブにまつわるエトセトラ

日本のクルディスタン、ワラビスタン

マルちゃんと探索開始。

まずは「ハッピー・ケバブ」に行ってみた。

 

クルドソウルフードケバブ

クルドのみでなく、周辺のアラブやイラン、

アフガニスタンなどの中央アジア、トルコなどの地域的代表食だけれど。

 

ところ変われば、名も変わる。

イラククルドでは、

ケバブと言えば、マトン肉のミンチを

大きな金属の串でBBQしたつくねを指す。

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最近、日本でもたまに見る、

大きな肉の塊をそぎながら薄切りにしたドネル・ケバブ

イラクではシャワルマと呼ばれている。

 

最初の駐在地、アフガニスタンでもケバブは大人気。

こちらではケバブは、2,3センチ程度のマトンの肉片を

大きな金属の串で串焼きBBQしたもの。

毎日食べていた。

必ずしも好きすぎて毎日食べたかった訳ではなく、

他に食べるものが余りなかったからで。。。

                                                                                   

クルドやアラブ地域は野菜も豊富で

食べ物はおいしいけれど

アフガニスタンは野菜も少ないし、食材も限られているし、

食文化が発達しているとは言い難い。

もちろん、アフガン人はアフガン料理を世界一と思っているけれど。

 

さて、「ハッピー・ケバブ」。

店先に、ドネルケバブまたはシャワルマの大きな肉の塊が見える。

一見西洋の白人の様にも見えるトルコ系クルド人のお兄ちゃんが笑顔で迎えてくれた。

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お店の中の余りエスニック感のない様子に、ちょっとがっかり。

もっとがっつりクルドな雰囲気を期待していたから。

 

それでも、カウンターに水たばこが置いてあったり、

チャイがトルコのガラス製お茶カップのイスティカンで出てきたり、

やっぱりクルドだ。

 

そして何より、チャイはサービスしてくれた。

クルド人の大らかさ。

やっぱりクルドだ!