海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

日曜日はイースターでした

イエス・キリストが磔にされて

3日目に復活した記念すべき日、ご復活祭。イースター

日本ではイエス・キリストの誕生日、クリスマスの方が国民的行事になっているけれど、

キリスト教徒には、イースターの方がより重要かもしれない。

毎年イースターの日は変動するのだけれど、

今年は4月12日がイースターだった。

 

灰の水曜日から40日間の四旬節が始まり、

世界のいろいろな国でクリスチャンは

キリストの受難に想いを馳せ、

イースターを迎える精神的な準備をする。

 

イースター前の一週間は聖週間と呼ばれ、

その日曜日は、イエス・キリストエルサレム入城するのを

人々が服やしゅろの木の枝を道に敷き詰めて熱狂的に迎えた枝の主日

 

この日、教会に行くと、しゅろやオリーブの木の小枝が配られたりする。

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枝の主日エルサレム 人々はしゅろの枝を持って行進する

 

そして、聖木曜日は最後の晩餐がもたれた日。

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レオナルド・ダビンチ画『最後の晩餐』

最後の晩餐後にイエス様は弟子たちの足を洗い、弟子たちに愛の模範を示した。

その直後、弟子のひとり、イスカリオテのユダがイエス様を裏切ることとなる。

エス様は捕らえられ、十字架にかけられて、

聖金曜日に、命絶えた。

 

木曜日の夕方に教会に行くと、

ごミサの中でイエス様が弟子たちの足を洗う儀式の再現を見ることができるし、

金曜日には、イエス様の受難と死を哀悼するごミサがある。

 

そのイエス様が、復活して弟子たちの前に現れたのがイースター。復活を喜び祝う日。

 

私はまさにその歴史の舞台であるエルサレムに駐在していた。