友人の現役薬剤師・健康応援団ココのブログを覗いてみた。
タイトルは「衣替えの時期は熱中症にご注意」
梅雨にも突入したし、もうそういう時期なのね、と思いつつ読み進めると、
「経口補水液」という単語が目に入った。
所ジョージさんのCM?!
日本でもORSが商品化されて売ってるの?!
知らなかった!
経口補水液は、英語でOral Rehydration Solution といい、
ORSと呼ばれている。
私が駐在したアフガニスタン、ケニヤ、ハイチなどの国々をはじめ
衛生環境が整っていない、安全な水が確保しにくい多くの国では、
下痢で今も毎年50万以上の5歳以下の子供達が命を落とし、
下痢症は死因の第2位となっている。
下痢で? と思うかもしれない。
下痢で怖いのは脱水症で、
まさに熱中症にも通じる症状。
それで、現場ではWHO(国連保健機関)やUNICEF(国連児童基金)、MSF(国境なき医師団)、赤十字などなど、医療系の事業を行う団体には、ORSは必需品。
日本のORSは既に液体で、ペットボトルで売っているようだけれど、
現場では小さいパックになって扱われている。
こちらもORSだけれど、こちらはOral Rehydration Saltで経口補水「塩」。
これを決められた量の水にとかしてORS・経口補水液を作る。
現場では、必ずしも安全な飲料水が自由に手に入る状態でない場合も多いので、
特に現地の体調不良の人がORSを自分で作る時は、
安全な水でORSを作ることにも注意喚起する。
私自身もアフガニスタンやケニヤのダダーブ難民キャンプで
ORSにどれだけお世話になったことか!
ググって見たら、なんとクックパッドにもORSの作り方が載っていた。
さすが、クックパッド!
でも、ここではUNICEFのサイトから作り方を紹介します。
UNICEFにはORSを現地に寄付できる
こんな支援ギフト・サイトがありました。
思いもよらないところで、
思いもよらない日本と現場の接点を見つけた。