前回、クルドの猫のはなしをした。
クルド猫モンちゃんママのなほちゃんは、
20年来の自慢の友達。
大陸またいであちこち渡り歩いていたけれど、
なほちゃんはずっとイラクにコミットしている。
そして、遂に私がイラク駐在となり、
インドはコルコタのマザー・テレサのボランティアで知り合った時は
想像もしていなかった!
そんななほちゃん、
数年前からピースセル・プロジェクトという平和構築事業を始動している。
ピースセル、平和細胞。
長く続く戦争で、人々の中に深く根ざしてしまった恐怖を取り除き、
報復の連鎖から脱却するための様々な活動を展開する。
その中の活動の目玉の一つが、読み聞かせ。
読書習慣のないクルドの子供たち相手に、
読書キャンペーンを開始した。
読書の習慣がないから、現地には良質の絵本が少ない。
それで、日本の絵本や紙芝居を
ボランティアの大学生たちが読み聞かせする。
最初は何が始まるのか訳が分からなくて
気が散っていた子供たちも、
次第に引き込まれ、
目を輝かせて、ストーリーにのめり込んでいく。
そしてピースセル・プロジェクトが、
クルド猫リンとモンちゃんを主人公に
オリジナル紙芝居「モンちゃんとしっぽ」を製作した。
https://peacecell.thebase.in/items/29607372
バグダッド出身、日本のアニメ大好き漫画姉妹が絵を担当した。
本人たちも国内避難民である。
日本のアニメがあったから、
怖く辛いバクダッドの戦火を耐え抜けたという。
日本の漫画、こんなに世界で貢献している!
紙芝居「モンちゃんとしっぽ」は
インターナショナル紙芝居。
日本でも6月22日から販売を開始した。
この機会に是非、紙芝居を手に入れて
クルド猫に触れてみて下さい~。