薬剤師の友人がオンラインで
「世界の医療事情に触れてみませんか」というイベントを開催している。
第2回のゲストスピーカーとしてわたくしめにお声がかかり、
医療事情に精通した人間ではないけれど、
後発発展途上国(*)に分類される
アフガニスタンやハイチの国の様子、病気体験について
紹介させてもらった。
よくオンラインでの講座は、
参加者の反応が分からないからやりづらいと聞く。
確かに、そうだった!
始めて聞く側でなく話す側になったこのイベント。
私の話を、興味深く聞いてくれているかな?
何を思いながら聞いてくれているのかな?
退屈してないかな?
ひと通り話し終わり、Q&Aコーナー。
最初の質問者さんが、
「質問がたくさんあるんですけど…、」と発言を始めた。
ほっ! 質問がたくさんあるということは、
関を持って聞いてくれていたんだよね!
但し、質問は医療事情には直接関係のないことだったけれど、笑。
* * * * *
Q: 過酷な環境での業務ですが、採用の際に体力テストなどあるのですか?
A: (笑)ないです、ないです!
ただ、向き、不向きはあるので、自然淘汰されていきますね。私の大学院のクラスメートは夏休みにベトナムのUNDPでインターンシップをしましたが、ベトナムの生活になじめず、国際協力の仕事をしたくて時間とお金を投資して大学院に行ったのに、インターンシップで私には発展途上国では生活したくないことが分かって悔しい!!と嘆いていました。
Q: アフガニスタンなどでの国連の同僚はどんなバックグラウンドの方でしたか。
A: 国連職員のバックグラウンドは様々ですが、その国連機関の分野での学歴が高い傾向があります。例えば、ユニセフの保険分野では医師も多く働いています。子供の保護分野では法律、教育では教育の修士を持っているとか。ただ、私の同僚で農業の修士を持っているのに、ロジスティクスを担当していた人もいます。入ったら、そこで経験を積んでいって専門性を高めていくという感じだと思います。
Q: 国内避難民(IDP)は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などの支援の対象外ですか。
A: 一般的な役割分担として、国境を越えて避難した難民はUNHCR、IDPは国際移住機関(IOM)という区分はありますが、国によってはUNHCRが国内避難民支援もします。例えば、イラクではUNHCRがIDP支援もしています。
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せっかくたくさん現場の経験があるのだから、
もっと、現場の様子を紹介していきたい~。