2月1日にミャンマーで軍事クーデターが発生して早3か月。
最大都市ヤンゴンでは、市民の抗議デモと軍の武力鎮圧の激しさが落ち着いているとはいっても、
まだまだ緊張状態は続いている。
軍暫定政権は強硬姿勢を緩める様子は全くない。
我が家の近所で中古品を扱うお店を営む
ミャンマー人とお話した時、
ヤンゴンでお店を開いている家族が心配だ、と言っていた。
捜索と称し侵入してくる軍が怖くてお店を開けられないそうだ。
母国の危機にいてもたってもいられず、
クーデター直後から
日本在住のミャンマー人も行動を起こしている。
毎週、毎週、日本でもデモを行っている。
外務省に民主政府の支援要請を行ったり、
青山の国連ビル前で軍への抗議デモを行ったり。
先日はJICAで勤務する知人が、
出勤時にJICA前でプラカードを持ったミャンマー人が
警察に去るよう促されていたのを見た、と言っていた。
JICAはミャンマー政府を相手に開発事業を行っているから、
その資金が軍暫定政権に流れてしまうのを懸念しての訴えなのだろう。
日本人にミャンマーの実情を知ってもらうための集会や署名活動を行っているらしい。
日本に暮らすミャンマー人は約3万3千人。
多民族国家ミャンマーの多数派ビルマ族(全人口の68%)のみでなく、
ミャンマーでは存在さえも否定されている
残念ながら、今も状況が好転する兆しは皆無のミャンマー。
本国で民主政府を求めるミャンマー人と
日本で頑張るミャンマー人と
民主的で平和な国を求める人々の想いが
一刻も早く通じますように!