海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

またイードの季節がやってきました

今年の日本は7月の祝日がカレンダー通りでなく

思いがけず22日、23日と連休になり、

週末も合わせ4連休!

 

その2021年東京オリンピック開会連休週が、

イスラム圏ではたまたま犠牲祭の連休と重なる。

 

私の担当国の現地事務所もお休み。

本当にゆっくりリラックスできる

ラッキーなイード東京オリンピック連休。

 

イード太陰暦であるイスラムヒジュラ暦の巡礼月(ヒッジャ月)の最終日に当たる。

(去年のイードの記事、見て見てください。)

parwana.hatenablog.com

 

今年は国により19日や20日から始まった。

イードムバラク!(イードおめでとう!)

 

新型コロナウイルス対策として

去年のメッカ巡礼はサウジアラビア在住者1000人に限定されたけど、今年はどうだろう。

 

今年も外国人の受け入れは見送り、

ワクチン接種済みの6万人のみを受け入れるとのことらしい。

 

そして、今年は面白い情報を見つけた。

 

今まで女性のメッカ巡礼は

夫や男性家族の後見人の同伴が必要だったのだけれど、

今年、サウジアラビア巡礼省は

後見人同伴なしの女性のみの巡礼を認めたのだそうだ。

(さすがイスラム教の大本山サウジアラビアには

このような省庁があるのね!)

 

サウジアラビアの若い次期王位継承者

ムハンマド・ビン・サルマン(MbS)皇太子が

禁止されていた女性の車の運転を解禁したり、

後継人の許可を得ずの海外旅行を解禁したり、

女性の就労機会を増やすための雇用規則を制定したり、

時代の流れに合わせた改革を行っている。

(実際にどれくらい実行されているかは

興味深いところだけれど。。。)

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MbS皇太子(写真はウィキペディアより)

 

以前紹介した世界青年の船には

アラブからの女性参加者はいなかった。

近い将来、女性参加者が出てくるのかな。