海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

バビロンって聞いたことはあるけれど、どこ??

世界史の窓HPより
http://www.y-history.net/appendix/wh0100-53.html
バビロンはチグリス、ユーフラテス川に挟まれた
イラクの首都バグダッドの南90kmに位置する。

仕事柄、毎日国際ニュースを聞いて

世界のあれやこれや、事件が耳に入ってくる。

 

大抵は戦争やテロ、事故、自然災害などなど

暗い話が中心だけれど、

それで気分も落ち込むのだけれど、

たまに明るい楽しい話もある。

 

先日はイラク政府が

バビロンの観光業に力を入れているという話を耳にした。

 

戦争やテロやらでぐちゃぐちゃなイメージの

イラクが観光?!

 

まだまだ落ち着くには程遠いイラク

ちょっと無理でしょう!と思いつつも

その観光地がバビロンということで

好奇心アンテナが超反応した。

 

バビロンって、

昔々、バビロン捕囚とか

ハンムラビ王の「目には目を、歯には歯を」の

ハンムラビ法典にぎわったところ。

 

世界史の授業で習ったことが、うっすら記憶に残ってる。

 

それに、聖書にも登場するバベルの塔

これも建てられたのはバビロンらしい。

バビロンといい、ニネベ(現在のモスル)といい、

イラク、がっつり聖書の中心地だ! かっこいい!

バベルの塔ブリューゲル画)

 

それが現在は、

世界の火種の中心地と化しているのは

時の流れの悲しい趨勢だけれど。。。

 

さて、そのバビロンで

観光業を復興させようと政府が頑張っているらしい 。

何せ、バビロン、

2019年にユネスコ世界遺産に登録されたしね。

 

実際、イラクの治安状況をものともしない

世界遺産ハンター達がバビロンに訪れている。

 

ニュースでは、観光に訪れたフランス人が、

「家族や友人は危ないからやめなさいと言ったけれど、

危険な感じはしない。

地元の人々も親切で暖かかいし、

素晴らしい世界遺産を訪れることができて感無量です!」

とインタビューに答えていた。

 

いやいや、危険な感じがしないのは、たまたまです!!

世界的にも観光地でテロ発生しているし。

地元の人は暖かくても、テロとは別問題だし。

テロや武装勢力の衝突が頻発してるイラク

まだまだ危ないから!

仕事柄、安全管理にも気を配る私、そう突っ込んだ。

 

行くにはまだ時期尚早だけれど、

私も近い将来、バビロン観光実現したいな。

To do リストに入れておこう。