海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

自衛隊との甘い思い出

前回防災体験ツアーに参加した話をした。

それで、備えあれば憂いなしだよねと、

改めて防災グッズのサイトをいろいろググってみた。

 

何なに、災害時に重宝する最強の飲み物?!

 

それは。。。

 

水道水!

 

当たった、当たった!

私も水道水だと思った、思った。

 

実は日本の水道水の質、

世界有数の高品質なのだ。

 

水道水を飲める国ってほとんどないのだけれど、

日本はその数限られた国。

ありがたや。

 

実際、私は自宅で水道から

飲み水を入手している。

 

とはいっても、東洋医学を信望する私、

冷水は飲まないので

水道水を温めて白湯にして飲んでいるのだけれど。

 

この記事で水道水が偉大だということが

再確認できた。

president.jp

 

この記事の筆者ぱやぱやくん、

なんと元自衛官だそうだ。

自衛隊ならではの

あれやこれやのサバイバル情報や裏話が面白くて

ブログ記事を読みふけってしまった。

www.paya-paya-kun.jp

 

私の自衛隊感は

東日本大震災

その前年のハイチ大震災での PKO 日本隊の活躍によって

180 度変わった。

 

東日本大震災での活躍は日本でも語られているけれど、

自衛隊、彼の地でも素晴らしい活躍をしている。

 

国連の平和維持活動PKO

日本の自衛隊が派遣されているのだ。

 

2010年に大地震に見舞われたハイチにも

自衛隊が日本隊として派遣されていた。

 

その PKO日本隊と、

まさか地球の裏側ハイチで一緒に働くとは、

夢にも思っていなかった。

 

私の団体は、地震直後に行き場を失った子供たちの

安全な遊び場を確保するために、

 

がれきの集積場と化した元運動場からがれきを排除して、

元の姿以上に安全で整った運動場を再建する事業を計画した。

 

うず高く積み上げられた岩やコンクリート、木材、

更にはごみや家畜(!)など、など

いろんなものが重なり合って山と化している。

がれきとごみの山に家畜が駆け巡る、ビフォアな状態

 

そんながれきの山を取り除くには重機が必要だ。

 

それで国連に重機貸出し依頼に行った。

国連はこのような民間団体との協力も行なっている。

 

自衛隊はたくさん重機を保有しているのを知っていたので、

日本隊とマッチングできるよう調整してもらった。

 

結果、史上初の日本の民間団体と

自衛隊人道支援コラボ事業となった!

自衛隊の中で大きく評価されたらしい。

PKO日本隊が日本製の重機で瓦礫の山を均していく

 

ちなみに自衛隊

国連事業の一環として、

自前の重機で、瓦礫除去や地震で損壊した道路の整備など

人道支援活動を

日本人ならではの質の高さと丁寧さで行なって、

ハイチでもかなりの高評価を得ていた。

 

ただ自衛隊の制約上、武器を携帯できないので、

治安の悪いハイチで活動する際、

他国の PKO 部隊が日本隊の活動の警護をするという

ちょっと滑稽な立てつけになっていたけれど。

 

ぱやぱやくんの記事を見て

そんな自衛隊との甘い(?!)思い出がよみがえった。

 

そして瓦礫の山、

こんな立派な運動場に生まれ変わった。

いい仕事しました、へへへ。