海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

クルドのカフェ

デニス・マーケットの次に、ステラ・カフェでお茶をする。

 

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ステラ・カフェは典型的クルドのカフェだった。

入った途端、たばこのにおいがひどい。

イスラム圏の人、喫煙率高すぎ!

 

参考までに、イスラム圏では水たばこも良く吸っている。

水たばこは、バニラやオレンジなどフルーティな風味もたくさんあり、

においは甘く嫌いではないのだけれど、

ニコチンがフィルターを通らないので、

たばこよりも何倍も体に悪いのだそうだ。

受動喫煙者泣かせだ。

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ステラの内観。窓際に水たばこが並んでいる。

 

さて、ステラ。

現地でもそうだけれど、ここでも男子のみが集っている。

イスラム圏では、その国の宗教心の篤さにもよるけれど、

一般的に男性の集う場所に女性は足を運ばない。

男性と女性の場がはっきりきっぱり分かれている。

女子会はもっぱら女子専用のセクションか自宅で行う。

 

そういえば、ここワラビスタンでもクルド女子は一人も見なかった。

辛うじて、ハラル(*)物産店でショールをまとった女性を見たけれど、

彼女はインド系に見えた。

ショールをしていたから、彼女もムスリムなんだろうけど。

 

ステラ・カフェで、まるちゃんと私はチャイを頼んだ。

ここでも、イスティカンでお茶が運ばれてきた。

 

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イスティカンに入ったチャイ(写真はウィキペディアより)

ところで、イスティカン。

実は英語なのらしい。

East Tea Can 東方のお茶の入れ物

と、昔々のイギリス人が真ん中のくびれたチャイのカップをそう呼んだとか、呼ばないとか。

カンじゃないんだけどね、と突っ込みたくなるところ、

都市伝説的なのだけれど、

何人からもそう説明された。

 

まるちゃんと私は

お茶とアラブ・スイーツで

クルド人のように、まったりだらだらと

ステラに長居をした。

 

私達がステラに入った時にいた男性もまったりだらだらと

私達のようにステラに長居している。

 

ワラビスタンでは時間の流れが日本ではなかった。