海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

ボランティア

私の名前は「パルワナ」です

イーグルアフガン明徳カレッジ日本語授業の様子 私の名前、野窓パルワナのパルワナは 実はアフガン名なのだ。 アフガン駐在中に現地の同僚が、 「あなたのアフガン名はパルワナよ」って名付けてくれた。 女の子の名前としてよくある 蝶って意味のかわいい名…

文化の日と赤十字の接点

以前、文化の日は日本国憲法が公布された記念日と 文化の日の由来を書いたけれど、 parwana.hatenablog.com 文化の日って元々は 明治天皇の誕生日で 「明治節」という祝日だったのだそうだ。 太平洋戦争後、 アメリカのGHQが明治節を廃止しようとしたのを、 …

特命ボランティア!?ー 続き

三つの特命ボランティアの他に、 もちろん他のボランティアと一緒にいくつもの施設で そこで生活する子供たちや人々のお世話もさせて頂いた。 死を待つ人の家、シュシュ・ババン(幼児の孤児院)、シャンティ・ダン(孤児院)、ダヤ・ダン(障害児の施設)、…

特命ボランティア!?

私はコルコタに来る前に、神の愛の宣教者会(MC)に手紙を書いていた。 (詳細はこちらを参照) parwana.hatenablog.com 20年も昔の当時、 MCでのボランティアに関する情報をあまり手に入れることもできず、 手紙の返事がないことに不安を覚えながら コルコ…

マザー・テレサの施設でのボランティアの日常

今年の2月にブログを始めてから、 なぜ国際協力に関心を持ったか、海外支援の仕事をしたいと思ったか、 そして、インドのマザー・テレサの『神の愛の宣教者会』(MC)で ボランティア志願をしたことなど、 ちょろちょろと書いた。 マザー・テレサのボランテ…

初インド一人歩き

コルコタに到着し 翌日初めてMCに行ってみた。 と、軽く書いたが、 勝手の分からない、初インドの一人歩き。 実は、内心ドキドキだった。 当時はスマホなどないので、 ホテルのフロントにMCへの生き方を聞き、地図を書いてもらって、 道中、何度も道行く人に…

異文化体験-怖い思いから学ぶ

話はインドに戻る。 当時、アメリカ留学していたものの、 まだまだ海外渡航には慣れていなかった。 アメリカからインドへの長旅。 購入した航空券は、東京そしてバングラデシュはダッカ経由で 東京からのフライトはビーマン・バングラデュ航空だった。 だっ…

やっぱり、マザー・テレサに呼ばれた!?

インドに行くにあたり ボランティアをしたいと 神の愛の宣教者会(MC)に手紙を書いた。 そして、大学院で非営利団体経営を学んでいるので、 修道会の組織運営などについて、話を聞きたい、と。 返事が来ないので、きっとインドだから郵便事情が悪く 私の手…

マザー・テレサは危険!

当然のことながら、マザー・テレサのことは知っていた。 白に青線のサリーをまとったカトリック修道女。 私には何の接点もない、別世界の、神様に仕える崇高な人。 その昔 イグナチオ教会かつらぎ会のデーケン神父様の キリスト教入門講座に通っていた時、 …

やった、奨学金! 大学院に行ける!

話は大学院に入学するところまで 私の道筋に戻る。 私はアメリカ的非営利団体経営を学びたかったので、 アメリカの学校に行きたかった。 大学院留学。 勉強するにもお金がかかる。 日本の学校もそうだけれど、 留学する覚悟も、金銭的手配の面で試される。 …

ことの始まり

英語学校に通っていたある日 通りかかった校内掲示板に目が行った。 『英語を使ってボランティアしませんか。』 英語を使って、の部分に反応した。 募集元は日本赤十字社。 東京で開催される『世界ろう者会議』にかかるボランティアの募集だった。 もちろん…