海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

海外支援お勧め映画『風に立つライオン』

前回のマザー・テレサの記事を書きながら、

海外人道支援を始めた頃の初心とやる気、純粋な気持ちを

思い出して、ちょっと胸が熱くなった。

 

初心と純粋な気持ちがよみがえったと言えば、もう一つ。

日々の業務の惰性とストレスで疲れていた心を

涙で洗い流し、気持ちを新たにさせてくれた映画。

風に立つライオン

 

♬ 突然の手紙には驚いたけど嬉しかった

  何より君が僕を怨んでいなかったということが

  これから此処で過ごす僕の毎日の大切な

  よりどころになります ありがとう ありがとう ♬

 

という歌詩で始まる

さだまさしさんの楽曲『風に立つライオン

 

若い日本人医師がケニヤの僻地で医療活動することを胸に

恋人を日本においてケニヤに発った。

数年後に、恋人からの手紙で彼女の結婚を知り、

 

♬ 僕はやはり来てよかったと思っています

  辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです ♬

 

と思いながら彼女の幸福を

 

♬ 心から遠くからいつも祈っています ♬

 

という歌手紙。

 

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初めてこの歌を聞いたのは、既に海外人道支援の仕事を始めた後だった。

さだまさし命の友人が                                   

「パルワナ(筆者)の歌みたい。」と教えてくれた。

 

初めて聞いた時、メロディーの美しさと

情景描写が心に響いた。

 

私は恋人を置いて海外に赴いた訳ではないけれど、

 

♪ 辛くないと言えば嘘になるけど~、

♪ あなたや日本を捨てた訳ではなく

  僕は「現在」を生きることに思い上がりたくないのです~

 

のあたり、何度現場で自分を励ますために口ずさんだことか。

 

それから10年以上もの時間が巡り、

中東から日本に帰るフライトの中、

機内映画サービスの中に『風に立つライオン』を見つけた。

 

 続く~