海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

さだまさしさんと、中村哲医師と

 

2023年 明けましておめでとうございます!

 

今年の年明けは

なんとラッキーなことに

さだまさしさんの歌声で迎えた。

 

さだまさしカウントダウン in 国技館

その会場に私がいる。

夢みたい!

 

一昨日までは、

毎年の恒例、近所のお寺で除夜の鐘をついて

近所のお友達と近所の飲み屋で粕汁を食すと思ってた。

 

それが、急に友人に誘われて、

さだまさしカウントダウンに足を運べることになった。

夢みたい!

 

さださんは

中学の仲良し同級生のお兄ちゃんが大ファンだったので、

私もその影響を受けて

中学生の頃から、よく聴いていた。

 

大人になってからは、

風に立つライオン

駐在国の現場で時折心の拠り所となっていた。

 

 ♬ 僕はやはり来てよかったと思っています

   辛くないと言えば嘘にになるけど 幸せです

 

 ♬ あなたや日本を捨てた訳ではなく

   僕は「現在」を生きることに思い上がりたくないのです 

 

この歌の舞台、ケニヤで働いていたことがある。

一時は世界最大40万人以上のソマリア人難民が暮らす

ダダーブ難民キャンプで。

 

ケニヤと言っても、ソマリア国境からたった50Kmで、

地域住民も過酷な砂漠のような環境で

自ら支援が必要な程の厳しい生活をしている。

 

キャンプでの活動をスムーズに運営していくために

地域住民と上手に交渉・調整していくことが

必須なのだけれど、

なかなか手強く、なかなか理解し合えない💦

「辛くないと言えばうそになるけど~、」

と何度口ずさんだことか。

 

日本で勤務する今も、

ストレスまみれの毎日に

「辛くないと言えばうそになるけど~、」

と何度口ずさんでいることか。

 

けど、さださんが2019年にアフガニスタン

テログループの凶弾に倒れた中村哲先生へ捧げる歌を

作っていたのは知らなかった。

 

その歌『ひと粒の麦』が

今回のライブの最後を飾った。 

www.youtube.com

なんて偶然! 必然?!

私のために歌ってくれた?!

・・・なんてことはある訳はないのだけれど、笑

 

でも、見えない計らいを感じざるを得なかった。

私に初心を思い出させるための。

 

現場好きだったなぁ。

アフガニスタンの僻地の中の僻地、

ロバを輸送手段とするような

中世のようなファイザバードで

現地の教育局や学校の先生たちと一緒に働くの、

辛くないと言えばうそになるけど、

幸せだったなぁ。

子供たちの、特に女の子たちの笑顔を見るの、

嬉しかったなぁ。

 

♬ Moment いつか必ず来るその時まで

  Moment 私にできることを為せば良い

  Moment 私にできるだけのことを

 

今の私にできること。

余り自由に行くこともできないような、

情報も限られているような国々の現場の様子を伝えて

種をまき、

 

日本で少しでも多くの人が興味を持ってくれて、

あちこちで世界をより良い場所にするように

花咲いてくれることを夢見て、

ブログを書き始めたんだった。

 

2022年年越しと、2023年お正月に

自分の在り方、生き方を

見つめ直すことができたことに感謝!

 

あおちゃん、ライブに声かけてくれて本当にありがとう。

 

2023年、私にできることを

できる限りのことをしていきます!