お店に入った途端、なんとなくあか抜けない
クルドの雰囲気に懐かしさを覚える。
エキゾチックなトルコランプが目に入る。
クルドでは結構いろいろな場所で、トルコランプの装飾を見かける。
東地中海一帯はオスマン帝国の支配地だったし、
クルド文化も、アラブ文化も、
オスマン文化を取り入れ融合しながら
進化していったんだろうな。
そんな中、クルドの旗が自己主張している!
ここメソポタミアにも!
自分たちのアイデンティティを確認するための
手段にもなっているように思える。
さて、こじんまりとした店内で、
今回の集いは、まるちゃんが声をかけた4人衆。
十条くんだりまでクルド料理を食べに来るなんて、
元クルド駐在者ぐらいしかいないのではないかと思う、笑。
変わり種は、クルド在住歴あり、
日本語をやけに上手に操るナミビア人。
そんな人、いたんです!
何でもお父さんがクルドの大学で教えていたとかで
クルドに住んでいたのだそう。
駐在員でさえ、家族連れていけない駐在地なのに、
教授の家族か!
直接お話したことがなくても、
共通点があればすぐに打ち解けられる。
私はまるちゃん以外は
ほとんど初対面だったにも関わらず、
共通の知り合いやクルドでの思い出話、
中東情勢などの話、
そしてもちろん食べ物の話にも
花が咲いた。
ここメソポタミアで私が注文したのは、
オクラとトマトの煮込み。
典型的クルド家庭料理です。
クルド料理は野菜たっぷりでおいしいのだけれど、
油たっぷり使っていて、カロリーお高め。
私の同僚は何人も駐在中に肥えていった。
中東って砂漠ってイメージがあるかもしれないけれど、
確かにそのような場所も少なくないけれど、
食が豊かなのも中東。
野菜たっぷり、肉がっつり、穀物やまもり。
量は日本的、笑。
本来、ご飯も、サラダも、野菜煮も別々のお皿に
これでもかってくらい盛られるのだけれど、
日本では、お上品にオールインワンだった、笑。
レストランも郷に入れば郷に従う?!