海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

クルド料理屋メソポタミア2

で、北区は十条のクルド料理屋さん『メソポタミア

 

お店に入った途端、なんとなくあか抜けない

クルドの雰囲気に懐かしさを覚える。

エキゾチックなトルコランプが目に入る。

f:id:Parwana:20210820221813p:plain

 

クルドでは結構いろいろな場所で、トルコランプの装飾を見かける。

 

東地中海一帯はオスマン帝国の支配地だったし、

クルド文化も、アラブ文化も、

オスマン文化を取り入れ融合しながら

進化していったんだろうな。

 

そんな中、クルドの旗が自己主張している!

クルドでは、ほどんどどこにいても目に入ってくるクルドの旗。

ここメソポタミアにも!

f:id:Parwana:20200303203404p:plain

クルドの旗


国を持たない最大の少数民族と言われるクルド人

自分たちのアイデンティティを確認するための

手段にもなっているように思える。

 

さて、こじんまりとした店内で、

今回の集いは、まるちゃんが声をかけた4人衆。

 

十条くんだりまでクルド料理を食べに来るなんて、

クルド駐在者ぐらいしかいないのではないかと思う、笑。

 

変わり種は、クルド在住歴あり、

日本語をやけに上手に操るナミビア人。

そんな人、いたんです!

何でもお父さんがクルドの大学で教えていたとかで

クルドに住んでいたのだそう。

 

駐在員でさえ、家族連れていけない駐在地なのに、

教授の家族か!

 

直接お話したことがなくても、

共通点があればすぐに打ち解けられる。

私はまるちゃん以外は

ほとんど初対面だったにも関わらず、

共通の知り合いやクルドでの思い出話、

中東情勢などの話、

そしてもちろん食べ物の話にも

花が咲いた。

 

ここメソポタミアで私が注文したのは、

オクラとトマトの煮込み。

f:id:Parwana:20210820224043j:plain

 

典型的クルド家庭料理です。

クルド料理は野菜たっぷりでおいしいのだけれど、

油たっぷり使っていて、カロリーお高め。

私の同僚は何人も駐在中に肥えていった。

 

中東って砂漠ってイメージがあるかもしれないけれど、

確かにそのような場所も少なくないけれど、

食が豊かなのも中東。

野菜たっぷり、肉がっつり、穀物やまもり。

 

メソポタミアではクルド家庭料理を楽しめるけれど、

量は日本的、笑。

本来、ご飯も、サラダも、野菜煮も別々のお皿に

これでもかってくらい盛られるのだけれど、

日本では、お上品にオールインワンだった、笑。

レストランも郷に入れば郷に従う?!