前回、マザー・テレサの施設でボランティアをするのに、
シーク教徒のシンさん宅にホームステイしたことに触れた。
シンさんは一見強面だけど、優しい人で、
ターバンの中がどうなっているのかまで見せてくれた、笑。
髪の毛はこんな感じのお団子 ↓
(写真は、人前ではターバンを取ってはいけないシーク教徒が、車にはねられた少年を助けるためにターバンを使って止血の救急手当をしたというニュース記事より。)
シーク教徒は一生髪を切らない。(髭も剃らない。)
それで、こんな感じにぐるぐる巻きにしてターバンの中に収めている。
ターバンは毎回巻くのは手間なので、
形を作っておいて
帽子の様にかぶれるようになっていた、笑。
だって、1.5m幅で7~10mもの長さがあるらしい。
たしかに、毎回巻くのは大変だ。
シーク教徒の男性には「5つのK」と言われる戒律がある。
・ケシュ 体毛を切ったり剃ったりしてはいけない。だから髪も髭も伸ばし放題。
・カンガ 木製の櫛を身だしなみを整えるため携行する。
・カラ 右腕の鋼鉄製の腕輪をする。力強さと揺るぎない結束の象徴。
・カッチ ゆったりしたズボン下(下着)の着用。
・キルバン 自己防衛と不正に対する闘争の象徴の短剣を携行する。
シンさんは櫛と短剣は持ち歩いていないけれど、
やっぱり見せてくれた。
ズボン下は。。。
シンさん、家に帰ってくるとズボン下で過ごしてた、笑。
シンさんの二人の息子も、もちろんターバンをしている。
でも、子供のターバンはこんな感じ。
頭の前のお団子がかわゆい。
シンさん、今は、シンさんのお母さんを立てて
息子たちにターバンを巻かせているけれど、
今はそういう時代ではないし、
子供がターバンを巻きたくなければ巻かなければいいし、
髪も切りたければ切ってもいい、と言っている。
シンさん、理解ある!
シンさん宅に滞在中にシーク教徒のお寺にも連れて行ってもらった。
チャリティの炊き出しをする日だった。
お寺では毎週炊き出しを行っている。
シーク教徒は福祉貢献、奉仕活動にも熱心だから、
非信者である私でも、活動に参加するのは大歓迎された。
炊き出しと言っても、
やったことは、ご飯の用意のお手伝いをちょっとしただけ。
シンさん夫婦に、
奉仕活動をしたのだから、ご飯を是非食べて、と言われたけど、
余りお手伝いもしていないのにご飯を頂くのは恐縮、
と思いつつも、
ここでも純インド料理を堪能させて頂きました♪