海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

「働く」ことについての価値観お国それぞれ

「働くことについての価値観はお国それぞれ

先日、「働くというテーマで評論談話なるお話会に参加した。
参加者はアジア、アフリカ、中東、ヨーロッパと海外での生活経験の豊富な多様な面々で、
日本との対比も含めて面白い展開となった。

まず皆が上げたのは、開発途上国と呼ばれる国の人々は
なかなかこちらが期待するように働かない、ということ。

私にもあるあるだ。
最もリラックスしていたと思われる中東某国現地の面々は、
勤務時間に朝職場に来ると、給湯室のテーブルを囲み楽しく談笑しながら朝ごはんを食べる。
ご飯を食べ、ひとしきりおしゃべりが終わると仕事をはじめ、
お昼の時間になると休憩時間をあまり気にすることなくお昼に出る。
就業時間が来ると、そそくさと事務所を出る。
やるべきことが終わっていなくても事務所を去ろうとする。
あれはどうなった? 終わった? と聞くと、終わっていないといって、事務所を去ろうとする。


でもここで怒ってはいけない。
おこると逆に逆ギレされたり恨みを持たれたりしてしまうので
あれやこれやの褒め言葉を使って、
よいしょしながら働いてもらうというのが
国際スタッフの仕事の一つ。