海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

メキシコのコロナ禍状況

私はシェアハウスに住んでいる。

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10部屋あるシェアハウス。

昨今のコロナ禍で、出て行く人はいるけれど、入ってくる人はおらず、私が入居した時は満室だったハウスも、現在は3部屋が空き部屋。

 

この状況で世界的に人の移動が制限されて、

住人としてシェアが大きかった外国人がほとんど日本に入国していないので、

私のシェアハウス管理会社も困っている。


そんな中、また一人、メキシコちゃんが去っていった。

もともと1年の計画で日本語を勉強しにやってきたが、

無事1年が経過して、この度帰国日を迎えることになった。

 

しかしメキシコちゃん、かなり帰国を恐れている。

観光業はメキシコの主要産業の一つで、アメリカ人は最大のお得意様。

なので外貨を稼ぎたいメキシコは、世界最悪の感染率であるアメリカ人の入国を制限していないらしい。

こんなご時世、海外旅行者を受け入れる方も受け入れる方だけど、行く方も行く方だと思う。

結構な数のアメリカ人がメキシに観光に来ているらしい。

メキシコのCOVID-19感染者数は人口1.3億人に対し、2021年1月17日現在163万人、死者14万人で死亡率は8.6%。なんとも高い水準にある。

(日本:人口1.2億、感染者数36万、死亡者4500人、死亡率1%; アメリカ:人口3.3億、感染者数2,344万人、死亡者39万人、死亡率1.6%)

 

メキシコちゃんが恐れるのも理解できる!


こんな状況だけれど、メキシコではマスクしてる人は余りいないとのこと。

それに人々の距離も、近い、近い。

ハグして挨拶するし、ご飯も皆でワイワイガヤガヤ食べているらしい。

それでメキシコちゃん、恐れている。

メキシコちゃんはおしゃべりだけれど、

陽気であっけらかんでオープンというような

典型的ラティーノという感じではなく、

どちらかと言えば、ちょっと日本人ぽいかもしれない。

礼儀正しいし、人がどう思うか、人の迷惑にならないように、なんてゃんと気遣いをする。

そんなメキシコちゃんは1年日本に住んで、

更なる日本人化が進行した。

どこに行くにも必ずマスクするのは当然、

家の中でもいつもマスクをしている。

彼女がマスク顔でメキシコの友達とビデオチャットした時、笑われたらしい。

 

メキシコちゃん、メキシコではお手本となって、

皆に3蜜回避をぜひとも広めて下さいまし!


そんなメキシコちゃんと、

熱いハグで最後のお別れをしました、笑。