海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

落語で学ぶ東京大空襲

少し前に飯田橋界隈を通りがかった際、

千代田区掲示板に興味深いちらしを目にした。

『落語で学ぶ東京大空襲

https://www.showakan.go.jp/events/other/rakugo2020.html

「落語で学ぶ東京大空襲」
 

落語で空襲のお話なんて、ちょっと異色。

深刻な空襲の話が、どう落語で表現されるのだろう。

 

それに開催場所の昭和館

『主に戦没者遺族をはじめとする国民が経験した戦中・戦後(昭和10年頃から昭和30年頃までをいいます)の国民生活上の労苦についての歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、後世代の人々にその労苦を知る機会を提供する施設』

なのだそうだが、昭和館の存在も初めて知った。

 

さっき、落語を聞いて、帰ってきた。

 

林家さん八師匠の語り口は落語そのもの。

とっても重い話に、ほんのちょっとだけ、落語ならではの笑いが入り、

ストーリーに聞き入った。

 

防空壕に避難した人はみな蒸し焼きになっちゃったなんて

初めて聞いた。

江戸川が死体だらけで川の水も見えないくらいだったなんて

全然知らなかった。

 

このような話は語り継がなきゃいけない。

ただ単に、戦争反対! と叫ぶのではなく

戦争ってどんなものなのか

体験者の話には、重みがある。説得力がある。

 

落語の間、TBSが撮影していて

数時間後には、ニュースになっていた。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3906663.html

 

私も観覧者としてインタビューを受けたのだけれど、

残念ながら私の部分はカットされました、笑。