海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

日本の中秋の名月と中国の中秋節

昨夜友人とお出かけした。

帰り道、目についたビルの合間の大きな丸い黄色い光。

え、月?!

 

あ、そうだった。

満月カレンダーによると今日は満月だった気がする。

 

それにしても、綺麗な真ん丸の卵の黄身のような満月だ。

すごい存在感。

思いがけずそんな満月が見れてラッキーだ。

 

あれ、もしかしてこの満月って

中秋の名月?!

 

日本の伝統には心もとない。。。

ググってみた。

 

中秋の名月とは、旧暦の8月15日の夜に見える月のことです。月見をするのは中秋の名月となる8月の十五夜のことが多いため、「十五夜の月」と「中秋の名月」はほぼ同義で使われます。』

 

おお、十五夜お月さんか。

じゃあ、月見団子食べる日か!

 

それで、なぜか月餅が頭に浮かんでしまった私は

外国かぶれです(懺悔!)

 

中国でも旧暦の8月15日は中秋節という国民の祝日

春の春節の次に大きな連休となる。

3000年の歴史があるらしい!

 

そして、月餅は中国の中秋節で食べる伝統的スイーツだ。

上から見て満月のようなまん丸の形が、

家族の輪や団欒を象徴しているのだそうだ。

 

地域によっていろんな種類の月餅がある。

 

日本在住の中国人の友人に

おススメ月餅を買えるお店を聞いたところ、

種類がたくさんありますよー、と。

 

ちなみに彼は毎年、

本場中国から

中秋節のための月餅を送ってもらっているそうだ。

さすが!

 

そして、愛すべき故郷の月餅をお裾分けしてくれた♪

やったー!

 

中身は、なんとカラフル。

ゴマやヒマワリの種(多分)や、あれやこれやで、

赤、緑、黒、茶、オフホワイト、

様々な彩の具の月餅なんて初めて!

そして、おいしゅうございました♪

 

ちなみに、日本のお月見の風習は

平安時代に中国から伝わったらしい。

 

江戸時代には秋の農作物の収穫祭と結びつき

豊作の象徴として満月にお供え物をして

収穫の感謝と祈りをささげるようになったのだそうだ。

 

そして、日本と中国だけでなく、

シンガポール、マレーシア、韓国、ベトナムなどでも

中秋の名月を祝うらしい。

 

国は違えど愛でる月は同じ。

十五夜お月様を通じ、世界の繋がりを感じた。