海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

正月早々、早速レバノンで事件が!

明けましておめでとうございます。

2020年は世界中で新型コロナウイルスという未曾有の大混乱の中、収束せずに年越しとなりましたが、

2021年もコロナ禍には余り変化はないような気が。。。

 

私達の方が状況にうまく順応・対応でき、

幸多い年となるよう心からお祈りしています。

 

。。。と思ったのも束の間 、

Yahoo トップページのニュース・ヘッドラインに

レバノン」の国名が目に入り、ドキッとした。

 

レバノンは、今担当している国の一つなので、日々ニュースを追っている。

お正月も例外はない。事務所からは業務の性格上、

緊急事態が発生したら出勤してもらうこともあり得ると

事前警告されている、汗。

 

お正月からレバノンで事件なの??

 

レバノン、新年祝砲で死者 空港の航空機も被害』

news.yahoo.co.jp

 

ああ! そういうことか!

 

新年を祝って銃を空に撃ち放ち、

重力に従って落ちて来た弾丸に大当たりして事故になるという。。。

 

レバノンだけでなく他の中東の国でも

お祭りや記念日、結婚式などで

祝砲を撃つことを聞いたことはあるけれど、

そして死亡事故も発生していると聞いたことはあるけれど、

実際にそんな事故の新聞記事を見るのは初めてだった。

 

あちこちで祝砲が上がり、

銃弾の一つはレバノン空港に駐留中の民間機にも

落ちたようだ!

 

こんなコロナ禍でも、

新年のカウントダウンを楽しんでるんだな。

良いことなのか、悪いことなのか。。。

 

レバノンにとって2020年は大変な年だった。

3月には経済危機でデフォルト(借金返済しない宣言)し、

8月にはベイルート港湾地区の倉庫に何年も何年も放置されていた硝酸アンモニウムが大爆発。

約200名が死亡、6000名以上が負傷、30万人が住居を失い、国民は政府に怒り心頭している。

 

そんなレバノンで、人びとは祝砲に希望を託したのか。。。

 

2021年はレバノンの状況が少しでも改善しますように!