海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

海外からの入国者・帰国者対策、かなり厄介らしい

仕事柄、国際情勢に関心あるし、日々情報収集している。

情報源は海外のものが多いのだけれど、

日本のものでとても重宝しているのは

国際関係アナリスト・北野幸伯氏の情報。

rpejournal.com

 

北野氏は卒業生の半分は外交官に、半分はKGBで働くという

超エリート大学ロシア外務省付属モスクワ国際関係大学を

日本人で初めて卒業している。

そして、数年前に日本に帰国するまで

28年もモスクワに居住していた。

 

そんなロシア通だから、奥様もロシア人。

 

購読しているメルマガに

日本の水際対策に関して、こんなエピソードがのっていた。

 

このコロナ禍の中、

奥様が一時ロシアに帰国しなければならず、

子供を連れて里帰りしていたそうだ。

 

***

 

しかし問題は、羽田空港に着いた後です。

PCR検査をして、妻子とも陰性でしたが、
それは関係なく、空港内のホテルに隔離されます。

MySOS、cocoaアプリをダウンロードします。(強制)

ホテルに隔離される期間は、陽性か陰性か、
あるいはどの国から来たかで変わるようです。

ホテルの部屋から一歩も出ることは許されず、
食事は提供されるお弁当のみ。
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  *

  *

先日、妻子が無事家に戻ってきました。

空港から自宅への移動は、
電車、バス、タクシーはダメです。

厚生労働省指定のハイヤーを手配しました。

自宅に戻ってきたら好きにできるかというと、
そうではありません。

日本に帰国してから2週間が「自主隔離期間」です。

つまり、2週間が経過するまで、家にいる必要があります。

そして、家に着いてからも
日々三つのことをやる必要があります。

・健康報告
・現在地報告(報告しなくても、アプリでバレバレです。)
・ビデオコール

最後の「ビデオコール」というのは何でしょうか?

当局から1日1回ビデオ電話がかかってくる。

そして、妻と娘、息子がビデオ電話に登場して、

「家にいますよ。悪いことはしていません」

と証明するのです。

妻子の帰国を見て思うのは、
「かなりしんどそう」ということです。

一方で、「コロナ対策」の面から見ると、
「厳しくやっているのだな」という印象です。

そして、私は「絶対必要な場合以外は、
外国に行かない方がいい」と思いました。

 

(引用、ここまで)

*****

 

仕事柄、日本や外国の出入国の手続き情報は

更新情報を細かくチェックしている。

 

でも、実際、帰国した日本人を

政府がここまで厳格に確認しているとは知らなかった!

 

そして、私も「絶対必要な場合以外は、

外国に行かない方がいい」と思った。