前回、
日本とパレスチナ・ガザ地区の思いがけない共通点について書いた。
日本の将来を担う若者主流派が
日本に絶望して
日本を良くしたいって更々思わない/思えないのであれば、
残念だけど、日本の将来に希望が持てない。。。涙
でも、ふと思い出したことがあった。
昔、留学中の非営利団体経営の授業で
ちょっとした論争になったことがあった。
ミラレパ・ファンド(ミラレパ基金)というチベット難民の人権支援団体があった。
当時とっても人気だったビースティ・ボーイズの
アダム・ヤウクが設立し、
Tibetan Freedom Concertというライブを行っていた。*1
大人気のビースティ・ボーイズが力を入れているから、
ファンもチベット人権問題に関心を持ち、
それが流行となる。
主目的はビースティ・ボーイズの音楽なのだけれど、
副作用が生まれた。
『正統派』人道主義クラスメートは
これを邪道と呼んだ。
ファンたちは
チベット人権問題に関心を持っているつもりの偽善だと。
邪道で偽善者の私は、
主目的は何であれ、
人々が関心を持つきっかけになるなら素晴らしいじゃない派。
副次効果でも社会が良くなるならいいじゃない!
実はサンフランシスコで
このミラレパ・ファンドでインターン歴があったので、
授業で邪道扱いされて
熱くなっちゃいました、はは。
私だって
チベットで何が起こっているか知らなかったのに、
その後、いろいろ調べたり
遂にはチベットに行っちゃったりしたもんね!
きっかけがあって、関連が生まれると
他人事ではなくなるんだよねー。
日本でも『24時間テレビ』や
「知る」大きなきっかけになる。
さすがテレビや芸能人の影響力!
日本の若者に話を戻すと、
だから
彼らが衰退の一路を辿る日本を良くしようと
全くもって思わないにしても、
やっていることが社会に良い影響があるなら、
好循環の輪を広げているのであれば、
それで良しとしよう!
。。。って、偉そうにスミマセン。
例えば、先日の若者代表君、
日本を良くしようとはこれっぽっちも思っていないけれど、
留学生の日本での就職支援の仕事をしている。
日本を良くしようと思ってやっているのではなく、
面白いからやっている、と。
少子化の進む日本に優秀な留学生人材が留まり、
日本の経済活動に参加して
経済活性化の一助となるならば、
日本経済に貢献することは確か。
若者がみんなこうやって
自分が面白いと思うことをじゃんじゃんやったら、
結果的に日本経済も上向き、
日本社会も活気づきそう。
ということで、
やっぱり日本に絶望している若者たちに
期待しないで期待します!