海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

頑張ってるガザの若者もいるんです!

おお、アマルちゃんから

すっごい久しぶりにメッセージが届いている!

 

2014年夏、イスラエルによるガザ地区への攻撃で

ガザに甚大な被害が発生した。

 

死亡者2000人以上、負傷者1万人以上、

避難民になった人50万人、

全・半壊した家屋1万8千戸、

何らかの修繕が必要な家屋8万戸以上。。。

 

この被災者への人道支援のためエルサレムに駐在し、

定期的にガザ地区を訪問していた。

 

その時知り合ったアマルちゃん。

 

アマルと言えば、

アマル・クルーニー

レバノン出身の国際弁護士で、

イケメン+セクシー・ハリウッド俳優

ジョージ・クルーニーの奥さん。

 

2人が結婚したってニュースを見た時に、

アマルってアラビア語

「希望」という意味だと知った。

 

同名のガザ地区のアマルちゃんは

日本にも縁のある社会起業家で、

なんと全く関連のないところで

共通の日本人の知り合いがいたことにびっくり!

 

アマルちゃんは2017年、

ジャパン・ガザ・イノベーションチャレンジ』で

準優勝した逸材なのだけれど、

そのアマルちゃんのビジネス・アイディアを

現実化させるメンターとなったのが私の仲良し君、

マックだったんだって!

いやー、ほんとびっくり!

だって彼、

海外支援とかには興味ないんだもん。

 

ガザには

イスラエルからの攻撃の犠牲となり

身体が不自由になった人々が多数いる。

 

アマルちゃんは、重い荷物の移送や

車いす使用者の移動が楽にできるような

キャリアーを考案して、

見事入賞した。

 

もう、マック、私が駐在してること知ってたくせに、

ぜーんぜん知らせてくれなかったぁ!

 

マックも、

自身が難病を抱え

身体的な障害を持ちながらも、

だからこそ、

物理的、心理的な社会バリアを取り払うための

バリアフリーコンサルタントとして大活躍している。

 

それで、アマルちゃんのメンターに

抜擢されたのだそうだ。

 

おっと、アマルちゃんの話でした。

そのアマルちゃんからのメッセージ。

 

現在も社会起業家として

仲間たちとガザで会社を起こしている。

深刻な電力不足にあえぐガザで

電力支援をする会社Switchのために

資金調達に奔走しているとのことだった。

 

立派な動画もできている!

www.youtube.com

 

『天井のない監獄』と呼ばれ、

種子島程度の範囲からの出入りがほとんどできないガザで、

若者の失業率は60%以上にも及ぶと言われているガザで、

私など1,2日滞在しただけで気が滅入ってしまうガザで、

こんな取り組みを行っている若者もいる!

 

少数派かも知れないけれど、

社会に影響の輪を広げていこうと

活動している若者が

確実に存在しているのが嬉しい!

 

だから私も、

そんな現地の活動、様子を日本の皆さんに

発信していきたい。

私ができることをしていきたい!