海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

ミャンマーの猫の物語

日本貿易振興機構JETROジェトロ))は

貿易・投資促進と開発途上国研究を通じ、

日本の経済・社会の更なる発展に貢献することを目指している

独立行政法人で、

私も働いてみたいなーと思っていた団体の一つ。

 

残念ながら、今までほとんど全く接点がなかったのだけれど、

最近、ご縁あって

初代ミャンマー事務所長さんと知り合った。

 

私がミャンマーに駐在していたとお伝えしたら

ミャンマーの話で盛り上がった、盛り上がった!

 

私がミャンマー駐在していたのは

2013年から2015年だけど、

 

初代所長さんは

2021年2月のミャンマー軍のクーデターよりも前、

 

2010年11月にアウンサンスーチーさんが

自宅軟禁から解放され、

軍政から民政へ移管が進み

2015年には半世紀ぶりの文民政権が発足、

やっと民主化と経済発展の明るい希望が差し込んだ

もっと前、

 

ミャンマー軍が厳しく国を管理していた軍政の頃、

ジェトロミャンマーに初めて事務所を設置したのだそうだ。

なぜそんな難しい時に?

 

ここら辺のお話、

次にお会いする機会のある時に是非深堀したい!

 

この初代所長さん、

ミャンマーに駐在して以来、

ずっとミャンマーとの関係を維持して

支援をされているとのこと。

一時はミャンマーの民芸品・工芸品などを日本で販売して、

ミャンマー文化を日本に伝えていた。

関わったのが、難しい頃だっただけに

思い入れも人一倍あるんだろうな。

 

感染症蔓延による厳しい渡航制限のため

ミャンマーから仕入れができず、

残念ながら、お店は閉店されたとのこと。

 

で、その初代所長さん、

こんど、ミャンマーの猫の絵本を出版するんです、とつぶやいた。

 

えー、すてき!

 

絵はミャンマー人アーティストが担当、

ストーリーは

共に国際協力に尽力してきた

初代所長さんの奥様が書かれたのだそうだ。

 

タイトルは

『しあわせの まよいねこ』

books.rakuten.co.jp

 

パステルカラーの背景に

ピンクのねこちゃんがとってもキュート。

 

2020年のクーデターからの現在の

ミャンマーの軍政下、厳しい状況の中での、

女の子と猫のチッチッとメメのお話。

 

パステルカラーに彩られて

ミャンマーの景色がページいっぱいに広がっている。

 

軍政下のちょっと悲しいお話だからこそ、

ミャンマーと世界の平和と幸せを

絵本の女の子と一緒に祈りたいと思う。

 

それにしても

猫が世界のあちこちで活躍してるにゃん。

イラクでも。

parwana.hatenablog.com



ハロー・キティも世界のあちこちで見かけるし。

ハロー・カティとか、ハロー・キキってな感じで

微妙なキティちゃんもいるけれど、笑。

 

私も見習うにゃん!