海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

日本のNGO、頑張ってます

私が人道支援の仕事をする前に日本で働いていた頃

日本のNPO/NGO、変わらなくっちゃ、もっと国際的に大きな仕事できないし

と思っていた頃から20年以上経って、

人道支援の現場で、日本のNGOの活躍は評価されてきている。

全体としての知名度はさほどでないものの、

現場では、中心的役割を果たしながら活躍する日本のNGOもある。

 

時と共に、人道支援のニーズが増え(=人道危機の発生頻度と規模が増大し)

国際的にも、人道支援のシステムや基準が整備されて来て、

日本のNGOも、国連や他団体と調整しながら、

国際基準で事業を実施していく。

経験を重ね、成長している。

 

加えて、やっぱり国民性ってあるのではないかと思う。

日本人のきめ細やかで丁寧な物事の進め方が、事業成果を上げ、

高評価に繋がっているのだと思う。

日本のNGO、がんばってます。

 

予算規模的には、外国の大手NGOと比較すると小規模だけれど、

予算規模だけがNGOの判断基準じゃない。

個人的には、余り予算が巨大化して欲しくない。

スタッフも増えすぎて、臨機応変に小回りができなくなってしまうようでは、

せっかくの日本のNGOの売りがなくなってしまう気がする。

 

あれ、日本のNGO、このままじゃいかん!なんて思ってたのにね、笑。