日本のNGO、このままじゃいかん! と思っていた理由の一つが
資金調達のこと。
寄付や基金からの資金に頼っていて、
自分で積極的に事業資金を調達するという頭が余りない。
企業であれば、経済活動を行って利潤を追求するというのは、基本中の基本だけれど
非営利は、商売が目的でないことから、
お金を集める、お金を稼ぐ、という意識が低い
でも、お金がなければ、事業は実施できないのです!
日本の緊急支援の資金供給で中心的役割を果たすのが、
ジャパン・プラットフォーム(JPF)。
JPFは、人道危機が発生すると、
メンバー団体に、迅速に緊急支援のための資金を拠出する。
この資金のおかげで、日本の多くのNGOは
現場に駆け付け、調査を行い、緊急事業を開始することができる。
国際本部からの資金分配があるのかもしれないけれど(それでも日本での資金調達はマストです)、
そうでない日本のNGOが
JPF以外のまとまった資金を継続的に工面するのは、
大きな課題の一つだ。
クラウド・ファンディングで資金を集めたり、
国連機関のパートナー団体として、国連資金で事業を実施したり、
このように資金調達をしているNGOもある。