海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

シェアハウス住人のコロナウイルス事情

コロナウイルスが蔓延し、政府も人々も世界中が戦々恐々としている。

日本も感染者数、死亡者数ともに他国よりは少ないものの、

確実な急カーブでその数を増やしている今日この頃。

オリンピックを筆頭に、イベントや集いは軒並みキャンセルや延期となり、

会社もテレワークが奨励されている。

その割には、通勤時間の電車はまだまだ混んでいるけれど。。。

 

さて、現在、日本滞在中の私はシェアハウスに居を構えている。

同居人は日本人、香港人、台湾人、中国人、メキシコ人、イタリア人の愉快な仲間たち。

 

香港君は元々3月半ばに休暇で香港に帰る予定にしていたので、

予定通り帰ったものの、

昨日、当分日本には戻れなさそう、とメールが届いた。

 

イタリア君とメキシコちゃんは日本語学校に通う好青年。

二人とも、今、日本にいて本当にラッキーだ!と言っている。

イタリア君は、言わずもがな、

最悪のコロナウイルス蔓延状況を呈するイタリアを離れていることがラッキー。

 

参考までに、イタリア政府は現在、企業が被雇用者を解雇することを禁止しているそうだ。

解雇されないだけいいけど、

やっぱり仕事に行けなくって収入が途絶えてしまうと、ご実家は大変だよね、

とイタリア君に言うと、イタリア君、微笑んで、

「大丈夫。僕のお父さん、フェンディに勤めているから。

オーナーは超大金持ちだから、問題ない。」だって。

さすが、世界的デザイナーズ・ブランド!

 

メキシコちゃんは、「発展途上国でいろいろなことが十分機能していないし、

政府が都合悪いことはまるでないことのようにふるまい、何も対策しないし、

それにホテル業界で働いていたから、

帰ってもホテルは全部しまっちゃっていて仕事がない。

今、日本に居られてラッキー。」と。

 

イタリア君の学校は、3月の学期までは学生の希望により

学校で授業を受講するかオンラインで自宅から授業に参加するか選べていた。

イタリア君は毎日元気に学校に通っていたけれど、

遂に4月からすべてオンライン授業になったそうだ。

 

メキシコちゃんはちょっと残念でご不満。

学校は早々に授業を中止し、学生は自宅で自習学習なのだそうだ。

(授業料は返ってくるのだろうか。。。?!)

メキシコちゃん、さすがに一日中部屋に閉じこもって

一人きりで勉強という訳にもいかない。

それにおこずかいも欲しいし。

ということで、インターネットで語学教師のバイトを探してみた。