海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

夜のお散歩で異国情緒を味わう

この1年は仕事が超絶忙しく

ほとんど夜、出かけていない。

 

たとえお出かけできたしたとしても、

友達とご飯を食べに行くんであって

お散歩ではないから、

ぶらぶらゆっくり歩くってこともない。

 

普段は猪突猛進型、

目的地以外にはわき目も触れず

一目散に目的地に突っ走っている。

 

こうやって書いてみると

普段いかに余裕のないことか。。。

 

だって、仕事忙しいんだもん、涙。

 

そんな毎日なのだけれど、

雨の合間のある夜、

お散歩しよう!と思い立った。

夜8時、笑。

 

こういう時、日本って本当にありがたい。

ほとんどの場所では治安の心配をせずに

女一人でも歩ける。

 

まあ、散歩って言っても

夜だし

近所の商店街を行ったり来たりするだけなのだけれど。

 

商店街のお店はほとんど

散歩に出た夜8時過ぎには閉まっている。

もしくは、店じまいをし始めているところが多いのだけれど、

煌々と明かりのついているお店がいくつかあった。

 

ずばり南インド系ハラルのお店。

バングラディシュやネパールなどの国旗の描かれた看板が

掲げられている。

 

南インド系の人々は夜行性か?!

 

南インド系の人々がお店で椅子に座ってお話してる。

ここ、ハラル・スーパーであって、

茶店じゃないんだけどね、笑。

これでチャイでもすすってたら、まさに南インドそのもの。

 

おお、もう一軒。

こちらはお店の前に花輪が飾ってある。

新規開店らしい。

夜暗くなった後に、飲み屋でもないのに

エスニックなお店が開店している。

ふらふらー、っとお店に引き寄せられてしまいましたよ、笑。

 

あれ、このお店、商品に描かれている文字が。。。

これ、ミャンマー語じゃないの!

商品棚を詳しく目で追うと

ミャンマー駐在時に見慣れた商品が並んでいる。

例えばこんなの

お店のお兄ちゃんが、

「これはミャンマーの商品です。」と声をかけてきた。

 

「そう思いました! 私、ミャンマーに駐在していたんですよ!」

と言うと、お兄ちゃん、

嬉しそうに日本のミャンマー人動向を話してくれた。

 

何でも、日本のミャンマー人人口は増えてきていて、

北区の王子や東十条などに

ミャンマー人が多く住んでいるのだそう。

 

高田馬場がリトル・ヤンゴンというのは知っていたけれど、

ミャンマー人居住者の多い地区については知らなかった。

 

そこら界隈にはバングラデシュ人やネパール人が多いイメージ。

南アジア系カレー屋さんもたくさんあるし。

 

そして、ミャンマーと言えば、ミャンマー・ビール。

キリンビールが技術提携をしていたそうで、

国際的にも賞を取っている。、

思いがけずおいしいのですよ、ミャンマービール。

 

私が駐在していた2013,2014年頃は

ミャンマー・ビール、ジョッキ1杯50円程度という驚きの安さ!

(今は100円程だそう。)

 

冷蔵棚にないので、聞いてみると、

ミャンマー軍がビール販売管理しているので、

仕入れられないのだそうだ。

 

うーん、ミャンマーの政治問題をこんなところに垣間見た!

 

何か買いたかったのだけれど、

ミャンマーでの元値を知っている私としては、

信じられないくらい高い値段で売っている商品棚の商品を

買う気になれず。。。

お兄ちゃん、ごめんなさい!

 

でもやはりミャンマー人には人気だそうで、

高値にも拘らず、売り切れ続出らしい。

(高値と言っても日本の物価からすれば

高くないんだけどね、笑)

 

日本人が、高くても海外で輸入品の日本製食材を買うのと一緒だ。

 

週末に食材を買いだしに行くだけの地元の商店街、

夜は全く違う雰囲気を醸し出していた。

思いがけずプチ異国体験を味わえた。

普段しないことをしてみるのって、面白い♪