海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

11月29日は「パレスチナ人民連帯国際デー」です

日本時間の今日午後から4日間の戦闘停止とのニュースを見た。

ハマス側は50人程度の人質を解放するらしい。

 

今までも

ガザ北部から南に避難するのに設けられた人道回廊を、

攻撃停止であるはずの時間帯に

避難を急ぐ一般市民に

容赦なく発砲し殺害しているイスラエル軍だから、

 

今回の一時戦闘停止前にその分を埋めるかのように

ガンガン攻撃を続けているイスラエル軍だから、

 

少し前にはガザ南部に避難している人々にも

更に指定避難場所に避難するよう警告を出し、

南部にも集中攻撃を示唆しているイスラエル軍だから、

 

今までの戦争でも

停戦に至ったはずなのに、

その舌の根の乾かないうちに

ガザ地区に攻撃を再開していたイスラエル軍だから、

 

本当に実現するのだろうかと半信半疑ながら、

少しでも停戦に向けて前進してほしい。

心から祈っている!

 

完全停戦の兆しが見えないイスラエルハマスの戦争

 

ガザ地区の被害は甚大。。。

 

子供も含む一般民間人の死者数、負傷者数、行方不明者数の

保健省からの日々の発表は止まってしまった。

理由は燃料が枯渇してしまい、

通信機能が完全にストップしてしまったからとのこと。。。

 

今、死者数は13,000人以上と言われている。

その2/3は子供と女性!!

ハマスやテロとは無関係の人々!

 

自衛というには桁違いの数字に、

国連のグテレス事務総長も、グリフィス緊急援助調整官も

「過去最悪」「比類もなく前例もない」と

イスラエル軍の民間人の殺害を非難している。

 

トゥルク国連高等難民弁務官

「市民があと何人殺されるのか」と即時停戦を訴えている。

 

難民キャンプや病院や学校などもイスラエル軍の標的となり、

医師や国連職員、ジャーナリストも殺害されている。

 

また、全ガザの約45%の建物、家屋は破壊されてしまった。

ガザ全部のほとんど半分だよ、半分!

 

国連によると170 万人以上が国内避難民となっている。

人口の約80%が家を追われて逃げまどっている!

 

避難所は混雑を極め

避難場所となっている国連の学校のトイレなどは

160人で共有しなければならないなんて!

衛生状態が危機的に悪化していることなど想像に難くない。

 

水も食料も深刻なレベルまで不足していて

国連も飢餓を懸念している。

 

本当に胸が痛い。。。

 

そんなガザの人々を支援する記念日がもうすぐやってくる。

11月29日は国連の定める

パレスチナ人民連帯国際デー。

 

本来はそのような特別な日がなくても

連帯感を示し行動する・できる社会が理想だけど、

なかなかハードルの高い理想かもしれない。。。

 

このような記念日があることで

パレスチナの人々に想いをはせ、

サポートする気持ちを表すのは

特に今のガザにとってはとっても必要だと思う。

 

日本でもいくつかイベントが計画されている。

時間があれば、是非イベントに参加して、

ガザの人々が置かれた状況を少しでも感じ、

少しでも連帯感を示していただけたらとっても嬉しい。

 

主催: 日本のNGOと市民と宗教者による停戦を願う集い実行委員会

日時: 2023年11月28日(火)17時~20時15分(国際デー当日でなく前日の11/28なので注意!)

場所: 増上寺慈雲閣 ほか

プログラム: ドキュメンタリー映画「ぼくたちは見た」上映、停戦を願う集い、ピースマーチなど

詳細: 

ngo-ayus.jp

 

ガザ地区で何が起きているのか?②】映画『ガザ・サーフ・クラブ』 特別先行オンライン上映シンポジウム

主催: ユナイテッドピープル株式会社

日時: 2023年11月29日(水)17時15分~20時

場所: Zoomミーティング

料金: 一般1,000円 映画料500円とPeatix決済手数料を除いた金額を参加団体に寄付

    2,000円 別途1,000円の寄付付き(Peatix決済手数料が引かれます)

    3,000円 別途2,000円の寄付付き(Peatix決済手数料が引かれます)

詳細: 

www.ngo-jvc.net