海外支援従事者のひとり言

アジア、アフリカ、中東と緊急人道支援で渡り歩き、合間合間で旅に出る、半ノマド生活を送るパルワナが、海外支援で思うこと、旅の話、世界のこと、日本のことについて独り言ちます。

イエス・キリスト生誕地ベツレヘムのクリスマス


2015年から2019年まで

ユダヤ教キリスト教イスラム教の聖地エルサレムに駐在していた。

 

今、イスラエルハマス撲滅という目標の元、

信じられない規模で

ガザ地区の一般市民を襲っているけれど、

 

今までにも、

数年ごとに攻撃を仕掛けていた。

 

2014年に

その数年の中でもっとも大規模な空爆があり、

2015年からその被災者支援事業を実施していた。

 

ちなみに、今回は既にその10倍以上の2万人以上が

殺害されている。2/3は子供と女性!

悲しいことに、攻撃の勢いがおさまる兆しがない。。。

 

愛と平和を推進するはずの宗教の聖なる地に

争いが絶えないというパラドックス。。。

 

そういえば駐在中、

クリスマスの時期に海外出張からエルサレムに帰る道中、

イスラエルベングリオン空港からのタクシーの運ちゃんに

「クリスマスだから

聖地巡礼の観光客で混雑しているでしょ?」

つい口が滑った。

 

そしたら、

キリスト教イスラエルの宗教でないから関係ない!」と

怒られてしまったよ、苦笑。

 

すみませんでしたね。

でも、だからってそんなイヤそうな

つっけんどんないい方しなくていいじゃない!

 

ちなみにイスラエルでは大多数がユダヤ教徒です。

 

キリスト教にスポットを当てると、

エルサレムには

キリストが磔にされ復活したと信じられる場所に

聖墳墓教会が建っている。

 

そして、エルサレムの近隣に位置するベツレヘムには、

イエス・キリストが生まれたと信じられている場所に

聖誕教会がそびえている。

 

私も一度はキリスト教本場のクリスマスを味わいたーい!

 

ということでパレスチナ人のクリスチャンの同僚に、

聖誕教会のクリスマス深夜ミサに参加したいと言った。

 

パレスチナというとイスラム教というイメージだけど、

実は人口の7%はキリスト教徒。

少数派のご多分に漏れず、

ちょっと片身狭いような印象だけれど。

 

パレスチナ事業を実施していた実働部隊の提携団体も

キリスト教系団体だったので、

ほとんどの同僚がキリスト教徒だった。

 

で、ベツレヘムは聖誕教会のクリスマスの深夜のごミサ、

やはり激混みだそうで、

チケットがないと入れないのだそう。

チケット制なのか!

 

チケット手配は至難の業なのだそうだけれど、

同僚がネットワークを駆使し、チケットを手に入れてくれた。

やったー!!!

 

クリスマス・イブのベツレヘム

昼から鼓笛隊のパレードなどもあり大賑わい。

同僚と同僚の子供ちゃんと、

パレード見学やベツレヘム・プチ観光を楽しんだ。

 

そして、深夜の聖誕教会

 

ほんと、すごい人やー!

教会内の床にも人がひしめき合って座っている。

私も床に座る組。

寄っかかれるように柱のそばに何とか場所を確保した。

しかし、柱が邪魔で正面が見えない、苦笑。

人、人、人の聖誕教会

 

こんなに早く行っても床に座る組なら、

席に座っている人は一体どれだけ早くから

待っていたのだろう。

 

パレスチナ自治政府アッバス議長は、

イスラム教徒ではあるけれど、

毎年この深夜ミサに登場するそうで、

 

床に座る組の私も

遠目にアッバス議長を目にした時は、

ちょっと興奮した!

 

これがザ・キリスト教本場クリスマス・ミサなのかぁ!

 

ちょっと人が多すぎるし、夜中で眠いし、

インターネットでライブ配信しているようだから、

次回からは家で快適な環境で参加しようっと。

などと不謹慎なことを思いながら、

 

でも、キリスト生誕の場所で生誕を祝う儀式に

参加していること自体に感動しながら、

感慨深く参加した。

 

この地でイエス・キリストが生まれたんだなー、しみじみ。

でも、なんで争いが絶えないんだろう。

キリスト教内の宗派間にも見えない壁があったり、

パレスチナ自治政府とガザのハマスが対立してるし。。。

対立したり争ったりすることって

人間の本能なのかな。。。

なんてぐるぐる思いが巡っていた。

 

今年のベツレヘムは。。。

クリスマスの華やかな飾りつけもなく、

観光客や巡礼者はほとんど見られず

閑散としている。

クリスマス・イベントはほとんど中止となっているそうだ。

 

そして、

聖誕教会には瓦礫と有刺鉄線に囲まれた

イエス・キリストの誕生場面のディスプレイが登場したそうだ。

 

痛々しい。。。

 

来年はまた

巡礼者がパレスチナに戻ってこれますように!

にぎやかな聖なる日を

イエス・キリスト生誕地で

皆が祝うことができますように!

COVID19後初の海外渡航でベトナムに行くわけ

感染症が蔓延し始めてから、

日本からは一歩も出なかった。

 

だって感染症、怖いもん!

 

4年間、外国に行きたいと全く思わなかった。

今までの反動か、笑。

 

騒動も過去形となり、

まるでそんな世界を揺るがした事態が嘘のように

人々は以前のように国際移動を始めている。

 

私は好んで外国に行こうと思っていた訳ではないのだけれど

ひょんなきっかけで

ベトナムを訪問することになった。

 

イラク事業と掛け持ちで

イラクパレスチナを日本を

毎月ぐるぐる巡っていたエルサレム駐在時、

余り余暇時間がなかった。

 

しかししかし、

せっかく聖地パレスチナにいるのだから、

キリスト教の聖書ゆかりの地巡りをせずには

駐在終われない!

 

ということで、

宿泊ホテルが手配する日帰りバスツアーに申し込んだ。

いざ、イスラエル北部のナザレ、ガリラヤ湖へ!

 

そのバスツアー、

私のほかにアジア人が一人いた。

ツアーガイドによく受け答えして社交的だなぁ。

アジア人っぽくない。

きっと、アジア系アメリカ人だ。

なーんて妄想していた。

 

やっぱり、外見って結構大きな要素。

唯二のアジア人はお互い親近感を感じ

何となく近寄って挨拶を交わした。

 

そして、やっぱり、彼はアジア人アメリカ人だった。

当たったー!

 

ベトナムアメリカ人のトゥ。

仕事でイスラエルへの出張ついでにツアーに参加したそうだ。

 

意気投合して

ツアー中は一緒に行動した。

 

意気投合したのは、

彼もベトナム難民として苦労してアメリカに渡った経験から、

私の国際緊急人道支援の仕事に意義を感じ、

共感したからなんだと思う。

 

そんな人生経験から

似たような価値観を持っているんだと思う。

 

いやー、それにしてもトゥは

華々しいIT業界に身を置き、

世界のあちこちに出張に行っている。

 

感染症が小康状態の時は

日本にも出張があり、

一緒に谷中を楽しんだ。

 

実は谷中って、

外国人に大人気ということを

トゥから聞いて知ったという

日本のインバウンド観光事情に疎い私💦

墓地でしかなかった私の中の谷中のイメージが

楽しすぎる場所に180度転換した。

 

古き良き昭和な雰囲気漂う谷中商店街が

面白すぎる!

買い食い楽しすぎる!

 

外国にばかり目が向いていたことを反省!

日本人たるもの、日本を知らなきゃね。

 

感染症世界的蔓延中も

トゥから

自分の里帰り中にベトナムに遊びに来ない?

と誘われていた。

 

でもね、コロナ中はね。。。

 

やっとそれが過去形となった今、

またトゥが誘ってくれた。

 

明日のことは分からない。

また違う感染症が世界的に蔓延して

また世界的行動規制が敷かれるかもしれないし、

大きな自然災害で渡航が難しくなっちゃうかもしれないし、

うん、行くのは今かも。

現地ガイド付きだしね、笑。

 

ということでコロナ後初の海外渡航

ベトナムに決まりー!

 

ベトナムは、

駐在中の渡航の乗り継ぎで

半日ホーチミンを探索したのみ。

 

今回はハノイとその周辺を探索予定だ。

現地ガイド付きで、ね♪

緑豆パワーで健康増進!

あーあ、またつかまってしまった。。。

苦手なネットワーク・ビジネス💦

 

最近知り合って意気投合した人から

ステキな人を紹介したいから会いたいと言われて

嬉しいわー、なんて

浮かれて出ていったら、

ネットワーク・ビジネスだったというオチ。

 

商品が何であれ、

ネットワークビジネスというだけで不協和音を感じる。。。

あーあ。。。と思いながら

茶店のテーブルに我慢大会のようにじっと座って、

右から左に説明を流していた。

 

しかししかし、説明が進んで行き。。。

その健康食品の一つの原材料が緑豆と言うじゃないですか。

東洋医学好きな私のアンテナにビビーンと引っかかった!

 

そう! 

緑豆って駐在していたスリランカやインド発祥の

5000年の歴史を持つと言われる

伝統医療アーユルヴェーダ

豆類の中で最も効能が高い言われる

ありがたいお豆なのだ。

値段も安く、

人々の日々の食卓に頻繁に登場する欠かせない食材。

 

スリランカでもインドでも、食べた、食べた!

 

以前実践していたビパッサナ瞑想で、

スリランカミャンマーで参加した瞑想コースの食事に

蒸し緑豆が振舞われたりしたのは、

菜食ということもあるけれど、

栄養的にも薬膳的にも最適な瞑想時のメニューだったんだと

改めて思う。

 

日本では余りなじみがない緑豆だけれど、

実は、もやしや春雨の原材料なのである。

 

ちなみに、

江戸時代は日本でも生産されていたのだけれど、

今はほとんどすべてを

中国やミャンマー、タイからの輸入に頼っているとのこと。

 

そのネットワークビジネスの説明では、

韓流ドラマの宮廷ものの王道『宮廷女官チャングムの誓い』でも

解毒薬として緑豆の煮汁が出てきている、と。

 

代替医療の好きから緑豆に反応したけれど、

韓流ドラマ愛からも、大いに反応した!

 

調べてみたら、

緑豆は

中国の漢方でも薬膳、生薬として大活躍!

 

効能は、血中脂肪を下げる、コレステロール値を下げる、

抗アレルギー、抗菌、抗癌、食欲増進、肝臓、腎臓の保護、

解熱、むくみ除去などなど。

 

そういえば、

台湾では豆類が入ったスイーツ・豆花があったな!

豆乳ゼリーに

緑豆だけでなくいろいろな豆類をトッピング出来て、

お口も体もとっても喜ぶ

スーパー・スイーツ!

 

さすが、漢方の本場・台湾!

 

さて、『チャングムの誓い』を復習して、

チャングムの活躍を応援しながら、

漢方の知識を深めよっと!

 

え、ネットワークビジネスの商品?

勿論買いませーん。

 

必要以上に高いお買い物をする代わりに緑豆を買って、

チャングムに習って緑豆スープを作ろっと!

11月29日は「パレスチナ人民連帯国際デー」です

日本時間の今日午後から4日間の戦闘停止とのニュースを見た。

ハマス側は50人程度の人質を解放するらしい。

 

今までも

ガザ北部から南に避難するのに設けられた人道回廊を、

攻撃停止であるはずの時間帯に

避難を急ぐ一般市民に

容赦なく発砲し殺害しているイスラエル軍だから、

 

今回の一時戦闘停止前にその分を埋めるかのように

ガンガン攻撃を続けているイスラエル軍だから、

 

少し前にはガザ南部に避難している人々にも

更に指定避難場所に避難するよう警告を出し、

南部にも集中攻撃を示唆しているイスラエル軍だから、

 

今までの戦争でも

停戦に至ったはずなのに、

その舌の根の乾かないうちに

ガザ地区に攻撃を再開していたイスラエル軍だから、

 

本当に実現するのだろうかと半信半疑ながら、

少しでも停戦に向けて前進してほしい。

心から祈っている!

 

完全停戦の兆しが見えないイスラエルハマスの戦争

 

ガザ地区の被害は甚大。。。

 

子供も含む一般民間人の死者数、負傷者数、行方不明者数の

保健省からの日々の発表は止まってしまった。

理由は燃料が枯渇してしまい、

通信機能が完全にストップしてしまったからとのこと。。。

 

今、死者数は13,000人以上と言われている。

その2/3は子供と女性!!

ハマスやテロとは無関係の人々!

 

自衛というには桁違いの数字に、

国連のグテレス事務総長も、グリフィス緊急援助調整官も

「過去最悪」「比類もなく前例もない」と

イスラエル軍の民間人の殺害を非難している。

 

トゥルク国連高等難民弁務官

「市民があと何人殺されるのか」と即時停戦を訴えている。

 

難民キャンプや病院や学校などもイスラエル軍の標的となり、

医師や国連職員、ジャーナリストも殺害されている。

 

また、全ガザの約45%の建物、家屋は破壊されてしまった。

ガザ全部のほとんど半分だよ、半分!

 

国連によると170 万人以上が国内避難民となっている。

人口の約80%が家を追われて逃げまどっている!

 

避難所は混雑を極め

避難場所となっている国連の学校のトイレなどは

160人で共有しなければならないなんて!

衛生状態が危機的に悪化していることなど想像に難くない。

 

水も食料も深刻なレベルまで不足していて

国連も飢餓を懸念している。

 

本当に胸が痛い。。。

 

そんなガザの人々を支援する記念日がもうすぐやってくる。

11月29日は国連の定める

パレスチナ人民連帯国際デー。

 

本来はそのような特別な日がなくても

連帯感を示し行動する・できる社会が理想だけど、

なかなかハードルの高い理想かもしれない。。。

 

このような記念日があることで

パレスチナの人々に想いをはせ、

サポートする気持ちを表すのは

特に今のガザにとってはとっても必要だと思う。

 

日本でもいくつかイベントが計画されている。

時間があれば、是非イベントに参加して、

ガザの人々が置かれた状況を少しでも感じ、

少しでも連帯感を示していただけたらとっても嬉しい。

 

主催: 日本のNGOと市民と宗教者による停戦を願う集い実行委員会

日時: 2023年11月28日(火)17時~20時15分(国際デー当日でなく前日の11/28なので注意!)

場所: 増上寺慈雲閣 ほか

プログラム: ドキュメンタリー映画「ぼくたちは見た」上映、停戦を願う集い、ピースマーチなど

詳細: 

ngo-ayus.jp

 

ガザ地区で何が起きているのか?②】映画『ガザ・サーフ・クラブ』 特別先行オンライン上映シンポジウム

主催: ユナイテッドピープル株式会社

日時: 2023年11月29日(水)17時15分~20時

場所: Zoomミーティング

料金: 一般1,000円 映画料500円とPeatix決済手数料を除いた金額を参加団体に寄付

    2,000円 別途1,000円の寄付付き(Peatix決済手数料が引かれます)

    3,000円 別途2,000円の寄付付き(Peatix決済手数料が引かれます)

詳細: 

www.ngo-jvc.net

ハーレー・クリシュナの世界へようこそ!

インド大好き♪

インド古代文明が好き、文化が好き、民族衣装が好き、

カレーが好き、ラッシーが好き、ボリウッド映画が好き、

ヨガが好き好き♪

 

だから最近知り合ったステキなおばサマが

バクティ・ヨガを実践していると聞いて、

俄然おばサマに興味を持った。

ヨガを置いても、とってもおしゃれで笑顔もチャーミングな

おばサマなんだもん💛

 

しかし、バクティ・ヨガ? 聞いたことない。

歌うヨガ? 食べるヨガ??

 

笑いヨガはやったことあるし、

アシュタンガ・ヨガ教室にも通っていた。

ヨギック・アーツなるキックボクシングとの融合ヨガ(!)もやっていた。

 

でも、バクティ・ヨガは聞いたことがなかった。

歌うヨガ? 食べるヨガ??

 

しかも、タダで本格インド料理が食べられる?!

後日そのステキなおばサマから、

私は行けないけど是非足を運んでね~、とお誘いがあった。

 

自分は行けないけれど誘うおばサマと、

誘いに乗って、一人で行ってしまう私。

なんと相性の良い私たち、笑。

 

タダより高いものはないと知りつつも、笑

インドカレーにつられて

足を運んだクリシュナ意識国際協会

 

宗教のにおいがプンプンする団体名だけれど、

勧誘されてもガンと断り、

さっさと逃げる強さは

今までのあちらこちらの海外駐在経験で培われている👍

 

最寄り駅に降り立つと

早速インド人の姿がチラホラ見える。

皆さん、協会に向かうのだろうか。

 

協会は駅からほど近いところにあって迷いようがない。

ここはインドかと思うようないでたちの方々が

協会の前にたくさんいた。

 

建物に一歩足を踏み入れると

そこはインドだった!

お香の香りはするし、インドの神様が上座に祭られているし、

皆さん、音楽付きでお経?を唱えている。

 

ハーレー・クリシュナ、ハーレー・クリシュナ♬

 

インド人と日本人が半々ぐらい?

白人もチラホラいる。

日本人もサリーを着てる人が何人もいる。

インドやー!

 

この季節、寒くないのか?!などと下世話なことを考えながら

チャンティングする人々

ちょっと冷めた目で眺めていた。

 

するとインドの衣装を着たインド人好青年君が

声をかけてきた。

「初めてですか?」

そして、いろいろ説明をしてくれて、

案内のチラシもくれた。

 

そのチラシには

ビートルズジョージ・ハリスンの引用が。

 

「だれもがクリシュナを探しています。

それに気づいていない人もいますが、

実際にだれもが探しているのです。」

 

なるほどー。

 

ビートルズインドのヨガの聖地リシュケシュで

修行していたことがあると聞いたことがあった。

その中で特に熱心だったのが

ジョージ・ハリスンだったとも。

 

チャンティングが終わると

私的メイン・イベント、食べるヨガの時間!

 

本場インドのカレーやスイーツが振舞われた。

勿論ダダで!

 

たまたま向かい合わせに座った

とっても瞳の綺麗なインド人のおじサマに質問してみた。

 

「後ろ髪の一部だけが長いインド人男性が何人もいるけれど、

どんな意味があるんですか?」

 

「神様の教えから外れそうになった時、

神様がその長い部分を引っ張って、

道を踏み外さないようにするんですよ。」

 

おおー!!

何と分かりやすい!

 

何十年もバクティ・ヨガを実践しているというそのおじサマに

問答をふっかけた。

 

「神に感謝し神に祈ったら平和が訪れると言っても、

それぞれの宗教が、絶対無二の”私の神”が一番で

”私の神”に祈り、”私の神”がその信者を助けてくれる

と信じていますよね。。。

 

今、パレスチナでは

ユダヤ教徒ユダヤの神ヤハウェに祈り、

イスラム教徒はアッラーに祈り。。。

どちらも神のはずなのに、

宗教が違い、それぞれがそれぞれの神に祈っていて。。。

 

今、ガザ地区は凄まじい惨状に見舞われていますよね。。。」

 

おじサマの回答に驚いた。

 

「神様は唯一無二です。

宗教が違っても神様は唯一無二なのです。

どの宗教の神様に祈っても同じ神様なのです。

だから、全ての人が皆、神様の恩恵を受けることができます。」

 

えー!

そんな考え方、聞いたことない!

同時に、

なんて寛容、なんとパーフェクトなお答だろうと

感動した。

 

人によっては納得できないお答えかもしれないけれど、

私の心の琴線にはビーンと響いた。

 

食べるヨガというのも、

神様のもと、食材を提供下さった自然と人々に感謝し、

調理し、食事を神様にお供えする、

神様は人の心にいらっしゃるのだから、

食事を頂くことによって神様にお返しする。

 

これが食べるヨガなのだそうだ。

だから無償で食事を振舞うとのこと。

 

うーん、奥深い!

 

だからここクリシュナ意識国際協会

毎週、ホームレスにお弁当配布も行っているのだそうだ。

素晴らしい!

 

協会で体と心に栄養を頂いた。

面白い出会いのご縁もあり、

興味深い時間となった。

 

また行きたいなー。

次に行く時までには

パレスチナが停戦となっていますように!

世界の争いごとが少しでも落ち着いていますように!

 

次に行く時はインドの衣装を着ていこっと♪

ヤシオスタンに行ってきた

アフガニスタンパキスタンタジキスタンウズベキスタン。。。

中央アジア西アジアには

○○スタンって呼ばれる国々がいくつかある。

 

ペルシャ語

○○スタンって、○○人の土地という意味。

 

インドもヒンドスタンと呼ばれたりしてたようだし、

国ではないけれど

世界最大の少数民族クルド人が住んでいる地域は

クルディスタンって呼ばれてる。

 

日本もジャパニスタンって言われてるし

。。。っていうのは冗談、笑

 

日本にも実は

ヤシオ(八潮)スタンやらワラビ(蕨)スタンやらが存在していた。

 

埼玉県蕨市ワラビスタンには

トルコ系クルド人が集まりコミュニティを形成している。

こちら参照。

parwana.hatenablog.com

 

以前から行きたかったけど、なかなか機会のなかった

埼玉県八潮市ヤシオスタン。

 

たまたま八潮市近辺に住んでいる友人と

ヤシオスタンの話で盛り上がり、

食べログエスニック料理屋さん百名店にも選出されている

カラチの空でランチしよう♬

という話になった。

tabelog.com

 

カラチはパキスタン最大の商業都市

そう、ヤシオスタンはパキスタン系コミュニティで

160人程のパキスタン人がヤシオスタン在住らしい。

中古車輸出業に携わる人が多いようだ。

 

そうそう、アジアでもアフリカでも、

中古車でも質の良い日本車は大人気。

私もいろいろな駐在地で

何とか株式会社とかボディに書いてある

日本の中古車を良く見かけた。

もちろんパキスタンでも。

 

せっかくヤシオスタンに行くなら

郷に従え。

民族衣装のサルワール・カミューズを着ていった。

こんな時でもないと

さすがに日本で着る機会は余りないもんね、笑。

 

ちなみに、私の趣味の一つは

民族衣装コレクション。

カタールで買った結婚衣装や、

ハワイのココナッツ・ブラと腰みのも持ってるよーん。

 

そして、いざカラチの空へ。

お店に入ったとたん、異国の匂い!

スパイスの匂いプラスアルファ!

ガチパキスタンだ。

テンション急上昇!

 

このようなお店にはお約束の

インドはボリウッド映画の映像がモニターから流れてる。

わーい、ボリウッド映画も大好き~!

 

カラチの空では

日本人の口に合わせるなどという妥協はせず

本場パキスタンの味100%で勝負しているそうだ。

 

いやいや、でも十分日本人の口にも合っている。

美味しすぎ!

 

5人でビリヤニ、カレー3種、ライス、ナン、ロティで

おなか一杯大満足なパキランチだった。

しかも、価格もパキ・スタンダード?!

食後のチャイもつけて、なんと良心的なお値段にびっくり。

 

さらに、ヤシオスタン滞在はランチのみでは終わらず。

ハラルのスーパーマーケット、ボンゴ・バザールへ。

www.bongobazar.info

 

スパイスたっぷりのランチの後は

スパイス買いたい気分になって

食後のお買い物へゴー。

 

ボンゴ・バザールは三郷市なのでカラチの空から

徒歩圏ではないのだけれど

持つべきものは地の利のある車の運転できる友人、笑。

彼女のお勧めハラルスーパーということで

行かない訳には行かない!

 

外観は一見普通のスーパーなのだけれど、

一歩足を踏み入れた途端、異国!

またまたテンション爆上がり!

 

タイからベトナムからインドからトルコから、

その他津々浦々の食材が、生鮮食品まで、たくさん売ってるー!

楽しすぎ!

 

スーパーの脇には

ちゃんとイスラム教徒のためのお祈り用スペースも

設けられていた。

 

駐車場には

青のナンバープレートを付けた外交官らしき車も止まってた。

さすが、遠方より外交官までもが、

ハラル食材を求めてやってくる!

 

私の地元にも

とってもローカルな個人経営のハラル商店がいくつもあるけど、

(あえて商店と呼ぶ、笑)

正直、ちょっと敷居の高い雰囲気なんだよね。

異国情緒ありすぎて、笑。

ボンゴ・バザールは普通のスーパーな雰囲気で

エスニック商品のお買い物を楽しめる。

 

こんなスーパーが増えたらいいなぁ。

 

ますます外国人が増えるであろう日本の

外国人との交流と相互理解の場所になり得る。

 

そうそう、カラチの空には

こんな素敵な言葉もありました。

パキスタン料理店でヤシオスタンと国際交流!

今、必見!「ガザ 素顔の日常」

ガザの日没

最近、映画づいている。

 

ずっと見たかった「ガザ 素顔の日常」

遂に見る機会が訪れた。

www.youtube.com

 

朝、ふと目に入ったXのつぶやきに、

まさにその当日、上映されるってあるじゃない!

すごい! 偶然という名の必然。

中東ジャーナリストの川上泰徳氏の解説付き。

 

川上氏のことは全く知らないけど、行く、行く!

ジャーナリストが解説してくれるなら

映画の理解も深まりそう!

 

ガザって言うと、紛争、占領地ってイメージが付きまとう。

でも、私たちと同じように

ガザの人々も毎日の生活を営んでいる。

 

ガザの人々の日常の一コマ一コマを追いながら

ガザを応援したくて、

映画上映会場に足を運んだ。

 

映画は大人、子供、男子、女子数人にスポットを当てる。

救急救命士にも。

彼らの日常と複雑な思い、彼らの家族。将来の夢。

 

私がガザに訪れた時は

毎回海沿いのホテルに滞在した。

ホテルから地中海の青い海を眺めるたび、

海はこんなに広く、気持ちよく、開放的なのに、

閉塞感、絶望感漂うガザの空気との落差が余りにも大きすぎて

余計気が滅入ったことを覚えている。

ガザの海

 

いや、でも、海を眺めて現実逃避できるというだけ

地中海の青く広い海が救いかもしれない。。。

 

実は、その海も、

インフラが不十分かつ電力制限が厳しいガザで

汚水処理が出来ず、

汚水はそのまま海に垂れ流されていると聞いたけど。。。

 

映画でも、いくつかの視点から

海がガザの人々の生活に結びついている様子が

描かれている。

 

「天井のない監獄」と呼ばれるガザ地区

一般の人はほとんど出入りできない。

東京23区の6割程度のせせこましい範囲に

230万人の人があふれている。

だから仕事だって、ほとんど2人に1人は失業状態。

新卒者に至っては失業率は70%にも至っている。

状況が良くなる兆しも、希望もない。

数年ごとにイスラエルからの攻撃を受ける。

 

こんな場所にいたら、

精神を病むか、

怒り、憤りを「原因」に向けて爆発させるか。。。

 

聞こえない叫びが

映画から響いてきた。

 

映画後の川上氏の解説は、

パレスチナ問題の歴史から現状分析まで

現地取材歴のあるジャーナリストならではの情報もたくさん、

質疑にも丁寧に回答下さり、とても勉強になった。

 

川上氏曰く、

イスラエルの攻撃を非難すると

ハマスを擁護するのか!と炎上してしまうが、

どちらの側につくなどの政治的な話でなく、

イスラエルでもガザでも

多くの一般市民が殺されているんだ!と。

 

その人道主義の姿勢に大共感!

 

この映画、一人でも多くの人に見てほしい。

一人でも多くの人に

ガザの人々の気持ちに寄り添ってほしい。